2007/12/16

革ひもの師匠


 
今月のストラップ先月のグローブホルダー
先々月のウエストバッグの止め紐
 
これらは全て、この師匠から学んだモノになります。
 
師匠の教える作品の中には自分の好みのモノばかりでは
無いけれど、学ぶべき多くのコトが記されてます。
 
絵や写真を使い、丁寧に解説してくれるので
「この写真と写真の間の工程が知りたいのだ!!」
いったストレスは殆どありません。
 
値段の割に、内容充実なので、コストパフォーマンスは
高い師匠となってます。
 

2007/12/12

2007/12 ストラップ

 
先月の編み紐の流れで、ストラップ作りました。
 



 
こちらは3種類の革紐を半分にして六つ編みにした
ストラップ。
 


 
こちらは同色2本の赤革紐を半分にして四つ編みにした
ストラップ。
 


 
頂いた北欧土産、ムーミンのストラップと合わせてみました。
暫く使った後、余った部分は切断しようかと。
 
編み紐は苦手意識があったんだけど、今回の製作でコツを
掴みました。
「大外紐を反対側の外から1本内の紐と編み上げるべし!」
「力を入れて締めるのも適度に」

この2点ですな。
 
また紐モノを作ってみようと思います。
 

2007/11/16

2007/11 グローブホルダー

 
去年の冬からオーダー入ってた「グローブホルダー」
 

 
この鞄だけでなく、幾つかの鞄に付けられるように
鞄とグローブホルダーを繋ぐ部分は可変式で
グローブホルダーと手袋部分は革にボタンを
付けて留めるタイプにしようかと思って作り始めた
訳です。
 

 
が、革ひもを編んでいくうちに、ボタンは不要か?と。
 

 
して、組玉留めで終了。
 

 
こんな感じで通していけば、必要以上の装飾がなく
シンプルでいい感じになりました。
 
また革編紐なので、そのアミアミ部分が手袋をキッチリと
押さえてくれるので、落ちる心配もなし!
 

 
この鞄の色ともマッチして、良い出来と思います。
 

2007/10/21

2007/10 ウエストバッグ(完成)

 
先月からの継続作品。
縫い合わせました。
 



 
そしてカラビナを。して、近所のスーパーに買い物
行くついでに試運転。
 
すると前垂れ?が長すぎて、ぶーらぶら・・・
革が馴染むまでとは云え、座ったら中身が滑り出る始末。。。
 
こりゃいかん。てことで急遽、編紐作成&装着!
 


 
こんな感じで装着できれば、「ぶーらぶら」もせず
程好い脱着感!
 
にしても、ちと前垂れの長すぎ感も気になるので
馴染んできたらバッサリ裁断するかもね。
 
こんなメンテが気軽にできるのも自前ならでは♪

2007/09/21

2007/09 ウエストバッグ(途中)

 
今回はウエストバッグです。
 
アウトドアメーカーのナイロン製のウエストバッグは、幾つか
持っているんだけど、革製のモノは持ってなくてね。
しかも縦型となると、なかなか見付からん。
 
そんな訳で作るコトにした訳です。
 

 
大物ではないけども、中クラスの大きさになるので
今回も2ヶ月の製作期間を見ています。
 

 
なるべく装飾を排除してSimpleに。長く使って革の味を
楽しみたいと考えてます。
 

 
今回も型紙を使って裁断したモノの現時点でも、かなり方向
修正しているので、どんなモノが出来上がるのか?
自分でも楽しみです。

2007/08/07

2007/08 トートバッグ(完成)

 
完成しました。
先月からの継続作品です。
  
本作を通じて学んだことは、ヘリ部分の処理
  
革を折り返して生地を包みながら縫い上げたのですが
折り返しやすいよう、ヘリ部分はかなり削って薄くしたのです。
ただ革の向きによって、よく削れた部分と、そうでない部分に
ムラが出来てしまいました。
 
結果から見ればよく削れなかった部分の方が綺麗に
縫い上げることができた。よく削れた部分は薄くなり過ぎて
縫っているそばからシワが入ってしまいました・・・
 
ここまで考えが及ばんかった。
次回はCMC処理のみにして削ることは避けようと思います。
 

 

 

 
依頼主作の内袋。
 

 
これを中側の布袋と外側の革袋を結び付けたのは上段部分のみ。
 

 
シンプルな構造だからと楽観的に考えすぎていたので
結果的には足掛け2ヶ月という長い間、この作品に
携わってると完成した際の達成感たるや大きなモノが
あります。

依頼主も満足頂いて「秋が来るのが待ち遠しい。早く
このバッグで出掛けたい!」嬉しい限りです。
 

2007/07/30

2007/07 トートバッグ(途中)

 
今回のオーダーは、こんな感じ。
「茶系でSimpleな小振りのトート」

手持ちの素材では色感がマッチしなかったので
仕入から立ち会って頂きました。
 
それで選んだのが、これ。
 

 
薄めの牛革。背骨部分で半分に裁断された状態のモノ。
 
ラフな寸法は書いてもらったので、それに合わせて裁断。
 

 
裁断して裏面をCMCで毛羽立ちを処理して、いざ縫い!
 

 
ようやく片面・・・
 
 
縫い続けること1日半。
 
ここで今月は力尽きました。。。
背筋パンパンです。下手な筋トレより、よっぽど効きます・・・
 
ちょっと舐めてました。
コモノばかりを手がけていたので、同じ感覚で
スケジュール組んでいたのですが、大きい=縫う面積も大きい。
こんな単純なことを見落としていました。
今年の目標「毎月作品を制作する」に縛られるあまり
粗雑な作品を作っても、つまらんので方針転換。
あっさりとね。
 
自分のペースで技量内でベストなモノ作りを推し進めて
行こうと思います。
 

2007/06/30

2007/06 デカ過ぎるカードケース

カード沢山で困ってたんで、カードケース作りました。




が今回も、大き過ぎました・・・
タバコケースと云った方が良い位の大きさに。。。




ざっと裁断して




この状態で縫い付けて



革の間にボンドを入れ、ヘリを磨きました



カードケースとして作ったので、出し入れしやすいように



指を使って内容物を押し出しやすいように穴を設けてみた



最近は型紙を使うようにようにしてる。
というのも四角形を書くにしても革に直接だと
歪んだりして菱形になったりしてしまうから。
これで狙った通りの形に仕上がる確立は上がったんだけど
バッファとして大きめに型紙を作ってしまった結果が
大き過ぎる!
次回からは狙った形、ジャストサイズを目指して
トライしてみようと思う。

2007/05/31

2007/05 サングラスケース

 
今回は、こんなオーダー。
 
(衝動的に新調された)サングラスのケースが欲しい!
 
そんな訳で取り掛かりました。
 

 
今回使用した革は○○○で復元力が強く、刻印跡が
残らないタイプの革。

 
「ステッチがいいな」
こんなアドバイスを頂き、早速実践。
 



ステッチってのは不思議な感覚ですな。動き自体は普通の 縫合と同じなんだけど、縫い目自体が飾りとなる訳で。

縫いながら小学生の時に授業で作ったエプロン。
これに西武ライオンズのトレードマークを刺繍したのを
思い出し、懐かしい気分になりました♪







今回は大き目に裁断していた革を、殆ど削るすることなく
縫い上げたので、かなり大き目に仕上がってしまいました。。。
「サングラスケース以外にもポーチとしても使えそう」

こんなお褒めの?お言葉を頂きました。



裏地は以前に作成したことがある眼鏡ケースの際に
使用したサテン地の生地が残っていたので、それを使いました。
かがりで端処理をしようと思ったんだけどSTOPが入ったので
ボンドを厚めに塗り対応しました♪



狙い通りの大きさに仕上げることが出来なかったのが課題だけど
依頼主も喜んで活用しているし、革の色といい、デザインといい、
今回はまずます及第点でしょう。

結果として小物の域から飛び出した本作の好影響を受けて
今後は財政次第だけど、少し大きなモノにもチャレンジしてみようかねー。
 

2007/04/22

2007/04 ブレスレット

 
今回は編みモノ。
 
アクセサリーを身に付ける習慣が自分にはないので
編みモノは縁が薄かったジャンル。
 
今回はオーダーが入ったのでトライしてみた。
 
まずは練習も兼ねて、かがり用にあった2mm幅の
レースで作ってみた。
 

 
「これはこれでいいけど、もっとゴツイのがいい。
 ナチュラルな色で」
 
とクライアント。
そんな訳で、今度は6mm幅で作ってみた。
 

 
最初はちょっと大きかったので1.5cm程カットした。
 

 
始末なんだけど中央にあるように、接いでみた。
これならボンドだけで、充分だろうからね。
こんな所で技術家庭の授業でならったことが役にたった。
 
今回学んだのは、速度。
革はシワがよったりするので、これと決めた形に
ならない場合、すぐ解かないと跡が残る。
この跡を誤魔化すには更に強い力で上書きするん
だけど、今回は緩め編みのブレスレットなので不可。
ノーミスで進めるのが、ちと骨だったな。
 
今回もまた、結構楽しかった。
 

2007/04/08

師匠



現在、偉大な手本として師事しているのは、この本。

この本に出会うまでは、古い本を使ってた。
その本がまた、昔ながらの本だったので創作意欲を持って
手にしても、そこからイメージが膨らむことが無かった。
植物のカービーング(革の彫刻)って云われてもね。

ただこの本に出会ってからは変わりましたねー。
抱いたイメージを良いベクトルに膨らまして導いてくれる!
紹介される作品も店頭にあるような現代作品を題材に
細やかに解説されているから、参考になるしね。

最近で本屋でみかけることも増えたけど、Amazonでは
中身も見れるし手元にあると、かなり多くのコトを教えて
くれる良い師匠です。

2007/03/31

2007/03 ipod nanoケース

ギリギリで出来ました!何とか締切前に入稿・・・(笑)

今月はnanoケース。

オーダーのツボは2つ。

1.イヤホンをスマートに。
 付属のイヤホンを使ってて、本体に巻きつけるにしても
 未使用の時、鞄の中で暴れるのは嬉しくない。
 使用する前に解きほぐすのは手間だしね。

2.付けられる
  基本的に鞄に付けておくんだけど、モチロン
  ジーパンにもブラ下げることが可能に。

で、出来たのがこれ。



 

 

 

 
 
自分が使うモノでないと、難しいね。
しかもnanoは使ったことが無いからさ、実用面のイメージの
深さに限界があるのよ。。。
 
作成過程自体は意外とスムーズに出来たかな。

ちょっと気になる部分があるけど、及第点としておきましょう。
 
Dカン(本体につけたブラ下げ用の金具)とカラビナ(紫の金具)の
間は、カラビナ付属のナイロンで結合されているんだけど
ここがイマイチ、気に入らん!
 
近いうちに革ひもで編んでみるかな。